chlorogenic acid 9.19_25
2025年09月19日 00:12
9月19日 今日の色は木賊色。
トクサ(砥草、木賊) の、学名はEquisetum hyemaleです。
タンニン(gallic acid, tannic acid, chlorogenic acid)やフラボノイド(quercetin)が含まれます。
特筆すべきは、表皮細胞の細胞壁にプラントオパールと呼ばれるケイ酸が蓄積して硬化し、砥石に似て茎でものを研ぐことができることから、砥草と呼ばれるようになったようです。
姿は、地下茎があって横に伸び、地上茎を直立さ背、茎は直立していて同じトクサ科のスギナやイヌドクサ、ミズドクサの様に枝分かれせず、中空で節があります。
茎は触るとザラついた感じがし、引っ張ると節で抜けます。
節の部分にはギザギザのはかま状のものがあって、それより上の節の茎がソケットのように収まっているが、このはかま状のぎざぎざが葉に当たります。
茎の先端にツクシの頭部のような胞子葉群をつけ、ここに胞子ができます。
トクサ科の植物はむかしむかし、石炭紀から存在すると言われ、石炭紀の大気は助燃性を持つ酸素の濃度が高かったため、落雷などにより引き起こされる林野火災のリスクは現在よりもはるかに高かったので、トクサは耐火性のあるケイ酸を蓄積することで、野火から生き延びるよう進化したと考えられています❗️
生命力ありますね。
そして、日本では、昔々、茎を煮て乾燥したものを研磨の用途に用いていたので、「とくさ」(砥草)の名はこれに由来しています。
そこで、今でも高級つげぐしの歯や漆器の木地加工、木製品の仕上げ工程などに使用されています。
クラリネットなどの葦製リードを磨いて調整するのにもトクサが用いられています❗️
アイヌ民族もトクサを木製品を自製する折の仕上げに用いてきたようです。
トクサのアイヌ語名「シㇷ゚シㇷ゚」は「戻り戻りする」の意で、本種を用いて物を磨く際の手の動きに由来する名前です。
またまた、音楽家の瀧廉太郎は身だしなみとして常々トクサで爪を磨いていたと言われています。そのほかには、別名が歯磨き草というように、かつては歯磨きに使用していたようですが、エナメル質を痛めなかったのかな???
そして茎を乾燥したものは木賊(もくぞく)と呼ばれる生薬で、その煎液を飲用すると目の充血や涙目に効果があるとされています。
そして、ウサギやグリズリーなどの野生動物が食用としているようで、ウサギは前歯の歯磨き用に食べていたのかな?



参照
https://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/yakusodb/detail/006807.php
https://ja.wikipedia.org/wiki/トクサ
YOKO.Labホームページ:https://ta70r.hp.peraichi.com
参照: 365日 日本の色図鑑
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