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左伊多津万色 10.27_25

2025年10月27日 23:46

今日の色は左伊多津万色(さいたづまいろ)。この左伊多津万とは、イタドリのこと。

イタドリは、

大型の多年草で、茎は長く地中を這って拡がり、草丈は1~1.5mほどです。茎は円柱状で中空、直立しますが上部では斜傾し、また茎には紅紫色の半点が散在していますね。
 卵状楕円形から広卵形の先の尖った10cmほどの葉は互生で、6~8月に葉腋からでる円錐花序に白色か淡緑色の小さな花を蜜につき、
北海道、本州以北には丈が2~3m、葉の長さは30cmにもなるオオイタドリがあります。

 名前の由来は「痛み取り」からという説もあるようです。


学名は、Polygonum cuspidatum、タデ科(APG/エングラー)、虎杖根(コジョウコン)、名前の由来は「痛み取り」からという説もあるようです。


この虎状根は、地上部が枯れたら根茎を堀り取り、水洗いしてから10cmほどに切って、風通しよく日干しします。
また、春に
筍状に伸びる皮をむいて、熱湯で茹でるか重曹を入れて茹でて、流水に晒して酢味噌和え、酢の物、汁の実、油炒めや煮物に。生食もできますが、シュウ酸を多く含むので多食はしない方が良い抗菌、鎮咳、利尿作用があり、緩下剤に。

漢方:緩下薬、利尿薬、通経薬、じんま疹に処方されます。


含有成分は、アントラキノン誘導のポリゴニンPolygonum Cuspidatum Root Extract。ポリゴニン(polygonin)C14H12O3に抗菌活性が、ポリダチン(polydatin)に抗菌活性および過酸化脂質抑制による抗酸化作用が、レスベラトロール(resveratrol)は、天然フェノールまたはポリフェノールの一種で、活性酸素種消去や過酸化脂質抑制による抗酸化作用がそれぞれ報告されていますね。


 そして、知らなかったのは、化粧品にもう30年近くも含まれ 有効性も検証されていました。

 化粧品に配合されて,チロシナーゼ活性阻害による美白作用、線維芽細胞エラスターゼ活性阻害による抗老化作用が期待されてますね。

 1993年にノエビアによって報告されたチロシナーゼおよびヒト皮膚色素沈着に対するイタドリ根エキスの影響検証されていますね。

参考文献

*株式会社ノエビア(2000)「エラスターゼ阻害剤、及びこれを含有して成る老化防止用皮膚外用剤」特開2000-319189.

 Fig.1 レスベラトロール

参照

https://www.lab.toho-u.ac.jp/phar/yakusou/itadori.html#:~:text=効能,作用があり、緩下剤に%E3%80%82
https://cosmetic-ingredients.org/skin-conditioning-miscellaneous/13023/


YOKO.Labホームページ:https://ta70r.hp.peraichi.com

参照: 365日 日本の色図鑑


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