YOKO.Lab

lavender 11.12_25

2025年11月12日 22:37

今日の色は、茶気鼠(ちゃけねず)。

 茶色のバリエーションの中でも落ち着いた感じですね。


 今日も寒ーいけれど、陽射しに恵まれ、ほっこり過ごしました。

 ベランダガーデンの lavenderも一生懸命背伸びして、太陽に手を振ってました。


  lavenderのお話は尽きないのですが、、、

 まず、主成分は酢酸リナリル、リナロール、1,8-シネオール(ユーカリプトール)、カンファー(樟脳)などなど。

 そこで、甘ーいかおりと爽やかーな、かおりがしますね。

 そしてラベンダー色はピンク・トライアングル。


 今の課題は、EUREACH規則かな。

 欧州連合(EU)では、欧州における新しい化学品規制REACHREACH規則、REACH法:Registration, Evaluation, Authorisation and Restriction of Chemicals)が、2008年から運用されていますね。

 この規則では、EUで物質(調剤中の物質も該当)を年間1トン以上製造又は輸入する事業者に対し、登録手続が義務付けられています。

 登録の他にも、条件に該当する場合は、認可、制限、届出などの義務があります。

 対象には精油などの天然香料も含まれ、香料業界・生産農家・化粧品業界・アロマセラピー業界などは対応が大切ですね。


 日本では、精油は雑貨ですが、EUでは、プライマリケアなどに活用され、フランスでは、薬局でのみ販売されていますね。

 ここがポイントで、安全で有効に活用できるかどうかですね。


 フランス発祥のフィトセラピーは、薬局以外で一般の方が、扱うようなので、、、

 今の日本の雑貨である精油を、扱うのと同じようで、、、安全性と有効性のエビデンスが、、、

 

 そこで、UEでは、

  ラベンダーの精油はアレルギーを引き起こす可能性があるとして、REACHの対象となっています。

 将来的に「内服または吸入した場合、死亡する可能性がある。」という赤と黒の警告ラベルが義務付けられる可能性があるようです。

 特に、精油は合成香料などと違い、生産地、生産年などでも成分組成が異なるため、その都度の検査が必要となり、流通も規制されるため、ラベンダー農家や精油業者とって大きな負担となるでしょう。

 ラベンダー農家の多くは、天然物質である精油をReachの対象とすることに対し、「ラベンダーは化学製品ではない。Reachの適用反対」などのメッセージ看板を畑に掲げるなどして、反対の立場を表明しているようですね

 日本でも北海道で、別の理由からですが、地域方針が変わり、ラベンダー畑が困ったことになっているところもあるとか、、、


 安全で、有効に、フランスように薬局で扱えれば、流通も含め、いろいろ良い方向に向いて行けば良いですね。

 

 Fig.1 酢酸リナリル

Fig.2 リナロール

 Fig.3 1,8-シネオール

Fig.4 カンファー

 

参照

https://ja.wikipedia.org/wiki/ラベンダー


OTONAMI

https://otonami.jp/experiences/lounge-kubotayoko-monthly/?srsltid=AfmBOorDHtxqeMmVZTohrJdtcT_TsIqYW07DLxMyEGiEmkxi-cZOIf1H

WABUNKA

https://wabunka-lux.jp/experiences/lounge_en_kubotayoko/

 

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参照: 365 日本の色図鑑

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