銀河鉄道の夜 9.9_25
2025年09月09日 20:35
今日の色は、桔梗色。
深い深い紫かな、、、秋の七草として、山上憶良が数えられたようですね。
さてさて、この桔梗色、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」で、4回?天上世界の空の描写に出てきました。
地上世界の景観に現れる空を「鋼青の空」と記載していましたが,天上の景観に現れる空の描写は,
*がらんとした桔梗いろの(八,鳥を捕る人)
*きれいな桔梗いろの空
*桔梗いろのがらんとした空
*桔梗いろのつめたさうな天(九,ジョバンニの切符)
思い出すのは、アニメで天空を駆け巡る鉄道のイメージですが、空の色の描写に、こんな素敵な桔梗色を使っていたんですね。
興味深いトン分を2本見つけましたので、是非皆さんも読んでみてください、、、
https://www.asj.or.jp/jp/activities/geppou/item/114-6_405.pdf
https://cir.nii.ac.jp/crid/1520290883052132992
さてさて、この桔梗色といえば、アントシアニンですね。
この桔梗色の青色は多くの場合、青色アントシアニンであるデルフィニジンが蓄積して発色します。デルフィニウムやロベリア、サイネリア、リンドウの花の青色はデルフィニジンによるものです。桔梗色も、このデルフィニジンです。
一般にアントシアニジンは不安定な化合物で、糖や有機酸が結合することで、安定化し、水に溶けやすくなります。(アントシアニンはアントシアニジンに糖や有機酸が結合した化合物の総称です)
「アントシアニジン-糖-有機酸-糖-有機酸」というように、有機酸が2分子以上結合したものがあります。このような化合物は「ポリアシル化アントシアニン」と呼ばれています。キキョウ、シネラリア、リンドウ、チョウマメ、ロベリア、デルフィニウムの青い花は、ポリアシル化アントシアニンにより青色を発色しています。
pHで色が変わる性質はアントシアニンに特徴的なもので、日本の食品添加物公定書ではこのpHによる変色がみられることをアントシアニン系色素の確認試験の項目の一つとして挙げていますね。
また、こんな特徴があるので、食品加工にアントシアニンを使う際には、対象食品のpHがどの程度であるかを考慮することがとっても大切です。
いつも飲んでいる清涼飲料の多くは、酸性であることが多いのでアントシアニンにとっては安定で相性がよいですが、牛乳など乳製品は中性なので変色しやすくなります。
また卵や重曹を使う菓子類もpHが中性側になることが多いので注意が必要です。
そして、Harb Teaなどで、色が変わることを楽しむことが増えていますね。色が変わらなくても、Blend Teaは、化学反応している場合もあるので、注意してくださいね。
さらに、ストレートで飲むのではなく、Milk teaにするときは、上記の如く、色の変化などにも気をつけましょうね。
と言っても、何をどう注意すれば良いか???というポイントは、「かおり」の講座で、いつもSpecial Blend Tea time dでお話ししてまーす。
またの機会に、、、

YOKO.Labホームページ:https://ta70r.hp.peraichi.com
参照: 365日 日本の色図鑑
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