ヘマトキシリン・エオジン染色 9.11_25
2025年09月12日 02:08
9月11日の色は、葡萄鼠。深紫色で、安心感のある落ち着いた色に感じます。
さて、紫色というと、わたくしが思い出すのは、ヘマトキシリン・エオジン染色キット(Hematoxylin-Eosin Stain)!
HE 染色は、ヘマトキシリンとエオジンの2種類の色素を用いて、細胞核と核以外の組織 成分を青藍色と赤色とにコントラストよく染め分ける染色法で、 ヘマトキシリンで細胞核を青紫色に、エオジンでその他構造物を種々の濃さの紅色に染め、細胞および組織構造の光顕レベルでの全体像の把握を目的として、病理組織標本の最も基本的かつ重要な染色法ですね。
ヘマトキシリンは青紫色の色素で、これに染まる組織は好塩基性と呼ばれていて、細胞核、骨組織、軟骨組織の一部、漿液成分が染色されます。
エオジンは赤色の色素で、これに染まる組織は好酸性と呼ばれていて、細胞質、軟部組織の結合組織、赤血球、線維組織、内分泌顆粒などが染色されます。
スメアー標本、凍結切片、パラフィン切片などの細胞、組織一般の染色に使用されています。

【ヘマトキシリン】
メキシコから西インド諸島に分布するマメ科の植物の心材チップを精製して作製されます。
語源は、ギリシア語で「hema(血液、赤い)+ xyl(木)」、すなわち「血のような赤い木」という意味だそうです。
このヘマトキシリンの酸化により生じたヘマテインが、媒染剤の金属部分と錯 体を形成して正に帯電することにより、負に帯電した細胞核やリボソーム のリン酸基と結合します。
そこで、細胞核は、濃青紫色~藍色
軟骨基質、粘液の一部、石灰化巣、微生物の一部、好塩基質などは青紫色~淡青色に染まるようです。
【エオジン】
名前の由来はギリシア神話の曙の女神 eos からきています。
酸性色素であり、色素自体は負に帯電しているため、正に帯電している細 胞質や間質組織と結合します。
そこで、細胞質、各種線維、赤血球、好酸性物質、顆粒などは、淡赤色~濃赤色に染まります。
もう少し詳しく見ると 細胞質(Cytoplasm): ライトピンク、コラーゲン(Collagen): ピンク、筋(Muscle): ピンク/ローズ、赤血球(Erythrocytes): ピンク/レッド核(Nuclei): 青に染まるようです。
参照:
http://www.labo.city.hiroshima.med.or.jp/wp-01/wp-content/uploads/2015/01/center201502-02.pdf
https://www.cosmobio.co.jp/product/detail/hematoxylin-eosin-stain-scy.asp?entry_id=15029
YOKO.Labホームページ:https://ta70r.hp.peraichi.com
参照: 365日 日本の色図鑑
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